他人の人生

きわめて個人的なこと

置き忘れられるための傘

月が綺麗。大好きだった。人を大好きと言える自分に安心していた。好きになるのは絶対に、綺麗なものを見上げる時に隣にいない人だった。 同じものを見て同じ気持ちになることができなくても、同じものを同じ高さから見ることが必要で、それこそが幸せなのだ…

吹き抜けて春の風

立ち止まったら色々なことを考えてしまうから、立ち止まらないようにしてきた怒涛の数年間だった。 私は朝起きてから仕事へ出かけるまで、座らない。だいたい時間ギリギリまで寝ていることが多くて、これ以上ダラダラしていると間に合わないというラインにな…

いつの下書き???

とてつもなく喉が渇いている。だけどどうしても水分が入っていかない。「また連絡するね」と「行けたら行く」と「なんでも相談する」の確率なんてほぼゼロに近い。まともな気持ちで文は書けない。 「好きなものは呪うか殺すか争うかしなければならないものな…

swim

近況。タイトルは昨日書こうとしてやめたnoteのタイトル。下書きも消しちゃった。書きたかった内容も忘れてしまった。 仕事を辞めようと決意してから半月が経った。未だに退職の決意を上司に言えていない。というか、退職を決意してから上司に会っていない。…

雑記というのも申し訳ないくらいの雑記

菜の花の黄色が目に飛び込んできた。もう春なんだ。ひんやりした空気の中で、花の鮮やかさが綺麗に映える。季節はちゃんと巡る。私は来年にはこの土地に確実にいない。一期一会の毎日だ。きっともう会わない人、この先思い出さない人、忘れてしまったことも…

やさしいひと

「優しい人」ってこの世の中に溢れていると思う。でも、「優しい人」ってどんな人なのか正直よく分からない。穏やかなのか、気遣いができるのか、丁寧なのか、他人に興味がないのか。思いやりと無関心は似ている。 たくさん心配なことがある。私は周囲の心配…

忘れないうちに

・数年振りのまとまった休暇をとって静けさの中でひとりで考える時間をつくったら、久しぶりに「まとも」な考えが浮かんできた。忙しさを言い訳に逃げ続けてきたことと向き合う時がきた。変わろうとしないと変わらない。 ・働くということは覚悟を持つという…

半年間、世界一頼りにしていた人のこと

去年の春から秋にかけて、仕事において頼りすぎていた人がいた。役割としては私が(名目上は)上司だったけれど、年齢も歴も上のその人は心と仕事の安定感があってとても信頼していたし、その人がいれば大丈夫だとなんとなくそう思っていた。当時、頼りすぎて…

しらんけど

来月少し長めの休みをとることができそうで、どこかに行きたいなと考えていた。すぐに海外がいいなと思った。国内にも良い場所がたくさんあって、旅するなら国内が清潔で安全なこともわかっているけれど、日本語が聞こえない場所に行きたいと思った。遠くへ…

だらしないおとな

たまに突然すべてを投げ出したくなる。朝でも昼でも夜でも。つけっぱなしのテレビから流れている情報に一喜一憂しては知らぬ間に涙が出てはくるのに、肝心の自分は善人ではない。体中の水分が足りない。毎分毎秒、渇いている。何もかもをギリギリまで先延ば…

2024

お酒を飲んだ帰り道は、いつも半分泣いている。毎回、こんなに悲しくなるのならもうお酒は飲まないと決意するのに、簡単に自分との約束を破る。 かなしいことが多すぎるんだよ。 悩みは尽きない。 泣いても仕方ない。 やりたいこともない、強い気持ちも成し…

13日水曜→14日木曜

眠さのピークに達しているのに、背中と腰が痛すぎて眠れない。なんかもう全部投げ捨ててどっか行っちゃいたいな。約束も破って期待も裏切って無責任に放り出してすっと消えちゃいたい。でも行きたい場所もないし生きてみたい場所もない。このままのらりくら…

泣いて忘れる

ギリギリにならないとSOSを出さないタイプだ。昔から、どこがどう痛いのかどこがどう調子が悪いのか説明することが苦手だった。自分の痛みに鈍感だ。漠然と痛いことしかわからない。だから人の痛みにも鈍感でどうしようもないのかもしれない。日々、自分にが…

変わらないでいて

">INIのライブに行った ">人生で現場というものがはじめてで、ほぼずっと泣いていた ">その中でも、最後の挨拶の時のメンバーのフェンファンのコメントがとても泣けた "> "> ">みなさんご飯食べてますかちゃんと寝てますかあったかいお風呂入ってますか ファ…

やさしく呪う

静寂の中に聴き慣れた低音がまざった。第一声を聞いただけで涙がせり上がる。そんな風に気を遣わなくていいのに、いつもより気弱でハリのない声色が、距離だけでなく気持ちも遠くにいるみたいで寂しい。誰にでも優しいわけではなくて、人に興味ない人なんだ…

20230922

先日友人が結婚した。結婚式に参列した。友人がたくさん笑っていて、その心からの笑顔にあたたかい気持ちになった。まわりが優先、いつも人のことを考えているような子だったし、真面目で自分のことはちゃんとできる子だったから、こんな風に力を抜いて素で…

知らなくていい

ずっとくしゃみしている。一回一回のくしゃみに迫力がある。かわいいくしゃみの習得にはまだまだ時間がかかりそうだ。気づいたら秋が来ている。虫の声がする。花火も見ず、かき氷もスイカも食べず、海にも行かず、賑やかで寂しく、しっかりと愛されたかった…

書けない毎日

全体的にしんどい。体感としては、生活の8割以上を仕事が占めている。当たり前に定時で終わる業務量ではないし、問題が次々に降りかかってくる。一難去ってまた一難、のペースで来て欲しいのに、難難難難難!!!!!!とお構いなしに襲ってくるのでどうしよ…

喉が腫れていて痛いのに加えて、舌の奥に口内炎ができており、食べるのはもちろん飲むのすらやっとの数日間を過ごしている。とにかく痛い。喉が渇いても一気飲みはできない。食事も苦痛。話すのもつらい。原因は栄養不足だという自覚はある。コーヒーと栄養…

N33

誰もが好きそうな薄いラメ入りのピンクのネイル、調べてみたら、けっこう前に廃盤になってしまったらしい。かわいいと思われたくてこういう色を選んでいた時期もあれば、ただひたすら自分の好きな色を選んでいた時期もある。最近はずっとモスグリーンかゴー…

日記のつもりが映画の感想文になった

※映画「君たちはどう生きるか」のネタバレ、個人的な感想が含まれます。お気をつけください。 ------- 今日こそ足の爪を塗り直すと決意するのに、同じ決意を毎日繰り返しているだけでどんどん爪の根元が見えてきている。こんなにうだつの上がらない生活をし…

言わなくていいこと、言わないほうがいいこと

ご飯の食べ方綺麗だねと褒められた。上品に食べるね。妻は、箸の持ち方とかそういうの滅茶苦茶なんだよね、と続いた。後半はひとりごとみたいに聞こえたから、返事はしなかった。 「嫁」とか「奥さん」ではなく、「妻」と呼ぶ人なんだなと思った。私はちゃん…

気まぐれな劣等感

ネガティブハッピー、前向きな根暗と自分を表すことが多い。スーパーポジティブでもないし、元気もない、覇気もない、気を抜くとめちゃくちゃ声が小さい。腹から声が出ていないと子ども時代から何度言われただろうか。 自分のことは嫌いではない。生きてるだ…

ゴミ箱を空にする

この季節の夜が好き。網戸にして窓際で虫の声をきいてぼんやりする。珍しく何も考えることがない。考えることがないってとても幸福で、とてもつまらない。こんな心地の良い夜、誰と過ごしたいかなあと思いを巡らせてみる。誰でも良い気がした。この人といる…

弱音を吐く

全身かゆい。晩ごはんに焼きそばを食べようと思って買ったけど、吐き気が酷くなって途中で半分も食べられなかった。かたいフローリングに仰向けになってずっと天井を見ていた。駄目だ、何だかとても調子が悪い。体が動かない。ごめんよ、明日の自分。洗い物…

退廃的日記

全部ほんとと言えば全部ほんとだけど 全部うそと言えば全部うそだし 信じたければ信じれば?って感じだし 信じたくなければずっと疑っておけばいいよ 人間とAIが喧嘩してるのおもろ 人間と人間が喧嘩してるのはおもろくない シャネルの口紅を塗りながら戦火…

過去とか今とか未来とか

過去に書いたものを次々に消して、新たに同じようなことを書き連ねる、その繰り返しだ。記事を消したとて、アカウントを消したとて、生まれ変わった気持ちになるのは一瞬で、地続きの自分がいるだけなのだとは理解している。定期的に生きる場所や付き合う人…

フィクション

運動がしたい。健康的な生活をしたい。髪を染めたい。ふかふかの動物を撫でたい。ずっと布団の中でまるまっていたい。夜中に誰かと喋りたい。あの人の書くものが読みたい。もうきっと書かないんだろうな。どこでなにしてるんだろ。苦しんでないといいな。 夢…

あざらし

人の指と爪を見てしまうくせがある。自分の指と爪にコンプレックスがあるせいかもしれない。人の指や爪を眺めながら、綺麗な指だな、綺麗な爪だなとよく思う。ささくれとひび割れだらけの歪な形の自分の指と爪を恥ずかしく思う。 最近、ずっと寂しい。虚栄心…

あなたには絶対に依存したくない

と思っている時点で、結構深いところまで足を突っ込んでいると思うのは私だけでしょうか。 数日前、転居の手続きで市役所に行き、待ち時間がそれなりにあったので過去のはてなブログを読み返していた。書いたそばから忘れていくタチなので、読み返すとき、新…