他人の人生

きわめて個人的なこと

退廃的日記

全部ほんとと言えば全部ほんとだけど

全部うそと言えば全部うそだし

信じたければ信じれば?って感じだし

信じたくなければずっと疑っておけばいいよ

人間とAIが喧嘩してるのおもろ

人間と人間が喧嘩してるのはおもろくない

シャネルの口紅を塗りながら戦火を思う

一生たいせつにするとか言ったの誰だっけ嘘つき

コンクリに押し付けて火消すのやめて

黒く汚れたコンクリを雨が流してもっと汚い

パーソナルスペースばぐってるし

BGMは誰かへの不満と愚痴とたまに自慢話

甘すぎるカフェオレがノルマみたいに置かれて

後から考えると地獄でしかない出来事ばかりだった

梅雨のち晴れのち梅雨のち梅雨のち梅雨

私らしくないアンブレラはすべて貰い物

傘ってすごく暴力的で美しい形してる

ああもう元に戻れなくなっちゃった

時間、進むしかないのすごい不具合だと思う

過去がよかったってほざく人を

のこらず過去に置き去りにしちゃいたい

そんなに好きなら大事にしとけよ

すぐに消したくなるYouTubeの広告

復縁って冷静に考えて無理よりの無理じゃない?

ぷっつり切れた糸 そこが終点 バイバイ

そういえば振られたのは自分だったけど

切り捨てたのは自分の方だった

復縁求められて馬鹿にすんなって言えたの偉かった

今更ごめんはないよ 発した言葉は戻らないし

二人の時間は「勿体なかった」らしいし

箱 箱 箱 こんな小さな箱の中で息苦しい

最悪な形で残った思い出箱をいくつも持ってる

帰る家あるくせに彼氏いるくせに別れないくせに

一言だけ言わせてほしいけど 知らんがな

校長先生に失礼なくらい話が長いぞ

眠れない夜に思いを馳せるのは呪いと同じだ

靴のサイズを聞くのは秘密を覗くのと同じだ

夕方の雨を願うのは小さな失恋と同じだ

新品のバッシュを踏んづけてほしかった

ラブレターを代理で渡してあげて誤解された

彼女に内緒でハチマキつくってあげた

大丈夫?ってメールした 適当に学ランを借りた

知ってたけれどテストの範囲わざと聞いた

ああもう元に戻れなくなっちゃった

生きるたびに恥をさらしている

醜くて恥ずかしくてダサくて目も当てられない

一挙一動がきっと誰かの気に障り

否定される要素がキラキラ散りばめられて

心が動かない瞬間の集大成みたいな夜なのに

ちゃんと明けちゃうんだよなあ残念すぎる

可哀想だね私と付き合うと文にされちゃうよ