他人の人生

きわめて個人的なこと

2024-01-01から1年間の記事一覧

置き忘れられるための傘

月が綺麗。大好きだった。人を大好きと言える自分に安心していた。好きになるのは絶対に、綺麗なものを見上げる時に隣にいない人だった。 同じものを見て同じ気持ちになることができなくても、同じものを同じ高さから見ることが必要で、それこそが幸せなのだ…

吹き抜けて春の風

立ち止まったら色々なことを考えてしまうから、立ち止まらないようにしてきた怒涛の数年間だった。 私は朝起きてから仕事へ出かけるまで、座らない。だいたい時間ギリギリまで寝ていることが多くて、これ以上ダラダラしていると間に合わないというラインにな…

いつの下書き???

とてつもなく喉が渇いている。だけどどうしても水分が入っていかない。「また連絡するね」と「行けたら行く」と「なんでも相談する」の確率なんてほぼゼロに近い。まともな気持ちで文は書けない。 「好きなものは呪うか殺すか争うかしなければならないものな…

swim

近況。タイトルは昨日書こうとしてやめたnoteのタイトル。下書きも消しちゃった。書きたかった内容も忘れてしまった。 仕事を辞めようと決意してから半月が経った。未だに退職の決意を上司に言えていない。というか、退職を決意してから上司に会っていない。…

雑記というのも申し訳ないくらいの雑記

菜の花の黄色が目に飛び込んできた。もう春なんだ。ひんやりした空気の中で、花の鮮やかさが綺麗に映える。季節はちゃんと巡る。私は来年にはこの土地に確実にいない。一期一会の毎日だ。きっともう会わない人、この先思い出さない人、忘れてしまったことも…

やさしいひと

「優しい人」ってこの世の中に溢れていると思う。でも、「優しい人」ってどんな人なのか正直よく分からない。穏やかなのか、気遣いができるのか、丁寧なのか、他人に興味がないのか。思いやりと無関心は似ている。 たくさん心配なことがある。私は周囲の心配…

忘れないうちに

・数年振りのまとまった休暇をとって静けさの中でひとりで考える時間をつくったら、久しぶりに「まとも」な考えが浮かんできた。忙しさを言い訳に逃げ続けてきたことと向き合う時がきた。変わろうとしないと変わらない。 ・働くということは覚悟を持つという…

半年間、世界一頼りにしていた人のこと

去年の春から秋にかけて、仕事において頼りすぎていた人がいた。役割としては私が(名目上は)上司だったけれど、年齢も歴も上のその人は心と仕事の安定感があってとても信頼していたし、その人がいれば大丈夫だとなんとなくそう思っていた。当時、頼りすぎて…

しらんけど

来月少し長めの休みをとることができそうで、どこかに行きたいなと考えていた。すぐに海外がいいなと思った。国内にも良い場所がたくさんあって、旅するなら国内が清潔で安全なこともわかっているけれど、日本語が聞こえない場所に行きたいと思った。遠くへ…

だらしないおとな

たまに突然すべてを投げ出したくなる。朝でも昼でも夜でも。つけっぱなしのテレビから流れている情報に一喜一憂しては知らぬ間に涙が出てはくるのに、肝心の自分は善人ではない。体中の水分が足りない。毎分毎秒、渇いている。何もかもをギリギリまで先延ば…

2024

お酒を飲んだ帰り道は、いつも半分泣いている。毎回、こんなに悲しくなるのならもうお酒は飲まないと決意するのに、簡単に自分との約束を破る。 かなしいことが多すぎるんだよ。 悩みは尽きない。 泣いても仕方ない。 やりたいこともない、強い気持ちも成し…